高まる副業ニーズ ゲーム感覚で小遣い稼ぎ
感染の再拡大で収入が減っている人も多い中、すきま時間にできる副業が注目されています。趣味を生かして自宅でできる副業では月に60万円ほど稼ぐ人もいるといいます。どんな仕事内容なのでしょうか?
ゲーム感覚で小遣い稼ぎ、そんな夢のようなアプリがあるのです。
リサーチ・アンド・イノベーション マーケティング部 石川亮太マネジャー「『CODE』(アプリ名)のこの赤いところをタップして、レシートをスキャンします」
レシートを撮影したあとは、購入した商品のバーコードを読み取っていくだけ。登録ボタンを押して出てくる卵を割ると。
石川亮太マネジャー「ポイントやコインが当たる仕組みとなっています」
ためたポイントは、Amazonのギフト券やdポイントやWAONなどと交換が可能。企業側にとっては購買データの収集に役立つというアプリです。
石川亮太マネジャー「“まん延防止”の状況ではございますので、とはいえ何かしらの買い物を皆さんされていると思うので。すきま時間を生かしてポイ活としてご活用いただけたらと」
「すきま時間」を巡ってはこんなデータも。コロナ禍の1年で、本業より副業の収入が多いと答えた人は、21.8%。さらに副業で20万円以上の収入を得たと答えた人は、19.7%となったのです。実際、こんな人も。
「きょうはこってりめの肉じゃがを作ろうと思います」
「密」を気にせず行えるオンライン料理講座です。講師の糸原さんは普段民泊を経営していますが、コロナ禍の影響を受け、受講したい生徒と趣味を生かしたい講師をつなぐ「ストアカ」というサイトに登録。
趣味の料理を生かしたレッスンは、多い日に80人ほどの参加者を集める人気講座となりました。ズバリ、その副業の収入は。
「ストアカ」オンライン料理教室講師・糸原絵里香さん「平均すると(月)40万円ぐらいがオンライン教室だけで」
最高60万円という月も。このサイトではほかにも170種類ほどの講座が開催されています。
ストアカ広報担当・十河貴行さん「月に100万円ほど稼いでらっしゃる方もちらほらいる。すきま時間需要などが(生徒側・講師側に)増えてきているのかなと」
とはいえ、副業にできるほどの趣味がないという人には。
ビースタイルギグワークス・中村浩史代表取締役社長「ご近所ワークといいまして、すきま時間を生かして働きたいという個人と企業様をマッチングするサービス」
仕事内容は、掃除や簡単な商品の陳列など、ご近所のお手伝い感覚でできる簡単なものばかり。
中村浩史代表取締役社長「コロナで、もともと飲食店で働いていたけどシフト減らされて、すきま時間で働きたいという方の登録も増えています」
企業側にとっては、近所なので交通費など経費がかからないメリットがあるということです。