連日、自宅待機中に死亡…神戸市が危機感
神戸市では、新型コロナウイルスに感染し、入院先が見つからず、自宅で療養していた女性の死亡が確認されました。自宅待機中の患者の死亡は2日連続で、市は、危機感を強めています。
神戸市によりますと、亡くなったのは基礎疾患のある80歳以上の女性で、今月17日に感染が確認されたものの、入院先が見つからず、自宅で療養していました。
当初から、呼吸の苦しさを訴えていて、保健師が電話などで状態の確認を続けていましたが、21日、自宅で死亡が確認されました。
神戸市では、20日にも自宅で待機中だった40代の男性が死亡していて、市は、「患者数が急増し、医療が立ち向かえない状態になっている」と危機感を強めています。
また、近畿2府4県では新たに2073人の感染が確認され、1日の感染者数としては、過去2番目に多い数となりました。
大阪府では、3日連続で1000人を超え、奈良県では過去最多を更新しています。