“俳優ら脅迫” ガーシー被告の初公判始まる 傍聴倍率およそ31倍
YouTube上で、俳優らを常習的に脅迫した罪などに問われている前参議院議員のガーシーこと東谷義和被告の初公判が東京地裁で19日午後、始まりました。
ガーシー被告は、白のワイシャツに黒のズボン姿で法廷に現れ、帰国したおよそ3か月前に比べほおがこけて、痩せた印象でした。裁判長の問いかけには大きな声で返事をしていました。
前参議院議員のガーシーこと東谷義和被告は去年、YouTubeに配信した動画で俳優ら3人を常習的に脅迫した罪や、自身を刑事告訴した2人に対して告訴を取り下げさせようと脅した証人威迫などの罪に問われています。
ガーシー被告はことし6月に逮捕されて以降、弁護人が3回にわたり保釈を請求しましたが認められず、多くの人の前に姿を現わすのはおよそ3か月半ぶりです。
東京地裁によりますと、19日の初公判では傍聴席18席に対し、560人の傍聴希望者が集まり、倍率はおよそ31倍だということです。傍聴券を求め東京地裁に来ていた人の中には、ガーシー被告の動画をよく見ていたという人もいました。
初公判でガーシー被告は、冒頭、裁判官から名前を聞かれると「東谷義和です」と名乗り、仕事をしているか聞かれると「していません」と述べました。
法廷では現在、検察官による起訴状の読み上げが行われており、ガーシー被告がそれに対し、どこまで認めるか注目されます。