東京女子医大への適切な指導、所属の医師らが文科省に求める
東京女子医科大学をめぐる問題で、大学病院に所属する医師らが大学側への適切な指導を文部科学省に求めました。
東京女子医科大学をめぐっては今年3月、大学の同窓会組織「至誠会」の元職員が、給与を不正に受け取っていた疑いがあるとして、警視庁が大学本部や岩本絹子理事長の自宅などに家宅捜索に入っていました。
大学病院に所属する医師らによる有志の会は、一連の騒動のほか、経営不振により大学病院の病床稼働率が5割程度まで下がっていることなどを受け、先月、大学の理事会に対し、理事長の解任を求めましたが、全会一致で否決されたということです。
こうした状況を受け、有志の会は2日、文科省に対し、大学に対する適切な指導を求め申し入れを行いました。
有志の会は「病院と法人、そして患者さんに安心して通ってもらえる病院としてやっていくためにも、指導をお願いしたい」としています。