指先から血液一滴…“変異株”抗体量を8分で計測 理化学研究所などが開発
指先から血液を一滴採取し、新型コロナウイルスの各種変異株に対する抗体の量を8分で計測する新たなシステムを理化学研究所などが開発したと発表しました。
理化学研究所などの共同研究グループは、指先から採取した一滴の血液から新型コロナウイルスの各種変異株に対する抗体量を自動測定するシステムを開発したと発表しました。
多項目の変異株に対応し、およそ8分で精密検査と同等の精度で抗体量を自動測定できるということです。
研究チームは、このシステムにより医療現場で個人の血中の抗体量を精密かつ速やかに測定することが可能となり、その人に追加でワクチンを接種する必要があるかどうかの判断に利用できるなどとしています。
研究チームは将来的に病院などにこのシステムを導入していきたいとしています。