国交省、「トラックGメン」を発足 荷主と運送事業者間で適正取引を行っているか監視 「2024年問題」を前に
トラックドライバーの人手不足が懸念される物流の「2024年問題」に対応するため、国土交通省は荷主と運送事業者間で適正な取引を行っているかを監視する「トラックGメン」を発足させました。
トラックドライバーは荷主や元請け事業者の都合で工場などで長時間待たされることや適正な運賃が受け取れていないことなどが問題となっています。
国土交通省は適正な取引を阻害する疑いのある荷主や元請け事業者を監視強化するためトラック荷主特別対策室=トラックGメンを発足させました。
トラックGメンには本省や各地の運輸局の職員など162人が任命されました。
トラック事業者に聞き取りを行ったうえで不当な取引が疑われる場合は法律に基づき荷主などに対し改善の働きかけや要請などを行うということです。
国交省は「トラック運送業を働きがいのある環境にすべく取り組みたい」としています。