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映画館などを時短要請に緩和 都が正式決定

2021年5月29日 1:29
映画館などを時短要請に緩和 都が正式決定

政府の緊急事態宣言が、来月20日まで再延長されることを受け、東京都は、映画館や美術館などへの休業要請を、営業時間の短縮要請に緩和することを正式決定しました。

東京都は、緊急事態宣言が再延長される来月1日以降は、百貨店などの大型商業施設への休業要請は土日のみとし、平日は夜8時までの営業時間の短縮に切り替えます。

映画館や美術館、スポーツクラブなどは、入場者数を制限した上で、映画館は夜9時まで、スポーツクラブは原則夜8時までの時短営業を要請します。

酒類を提供する飲食店とカラオケ店への休業要請は継続します。

また、企業には新たに、夜8時までの終業と従業員の帰宅を求めます。

都内では、繁華街の人出が増加していて、変異株による感染の再拡大が懸念されていますが、政府や業界団体からの強い要望などがあり、これまでの強い措置を緩和しました。

小池都知事「現在の減少の流れを確実なものにする。リバウンドを何としても食い止めなければいけない。緊急事態宣言、この繰り返し、もうやめていきたい」

小池知事は、都の措置について「緩めたという考え方ではない」と述べた上で、感染状況が悪化した場合は、「躊躇(ちゅうちょ)なく措置を強化する」と強調しました。