日本の領海に侵入した中国海警局の船が退去
沖縄県の尖閣諸島の沖合で、22日未明から、日本の領海に侵入していた中国海警局の船2隻が、23日午後4時半過ぎに退去しました。
領海侵入時間は、およそ37時間半に及んでいます。第十一管区海上保安本部によりますと、22日午前3時過ぎに、中国海警局に所属する船2隻が尖閣諸島の大正島の沖合で、日本の領海に侵入しました。
2隻は近くで漁をしている日本漁船に接近するような動きを見せたため、海上保安本部が巡視船を配備するとともに、領海から直ちに出るよう警告を続けていましたが、侵入からおよそ37時間半後の午後4時半過ぎに、領海を退去したということです。
この2隻は、20日(日)の早朝にも、尖閣諸島の沖合で日本の領海に侵入し、およそ42時間にわたり領海内の航行を続けていました。