ゴーン被告を国外逃亡させた罪…親子に求刑
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を国外逃亡させた罪に問われているアメリカ人親子の裁判で、2日、検察側は元アメリカ軍特殊部隊員の父親に懲役2年10か月、息子に懲役2年6か月を求刑しました。
元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー被告と、息子のピーター被告は2019年、保釈中のゴーン被告を大型の箱の中に隠し、日本からプライベートジェットで国外逃亡させた罪に問われています。
2日午後から東京地裁で行われた裁判で、検察側は、マイケル被告に懲役2年10か月、息子のピーター被告に懲役2年6か月を求刑しました。
これまでの裁判で2人は起訴内容を認めていて、マイケル被告は、「深く後悔している」と述べた上で、ゴーン被告から「保釈中に姿をくらますことは罪にならないと聞いた」などと話していました。
(写真はアメリカの弁護団提供)