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ゴーン被告逃亡手助け 父親「申し訳ない」

2021年7月2日 17:40
ゴーン被告逃亡手助け 父親「申し訳ない」

日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を国外逃亡させた罪に問われているアメリカ人親子に対する裁判で2日、検察側は、元アメリカ軍特殊部隊員の父親に懲役2年10か月を求刑しました。

元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー被告と息子のピーター被告は2019年、保釈中のゴーン被告を大型の箱の中に隠し、プライベートジェットで国外逃亡させた罪に問われています。

2日の裁判で検察側は「刑事司法の制度や運用を著しく侵害した」などとして、マイケル被告に懲役2年10か月、息子のピーター被告に懲役2年6か月を求刑しました。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めました。

マイケル被告は最終意見陳述で「反省し、申し訳ないと思っております」と涙声で謝罪の言葉を述べました。判決は、今月19日に言い渡される予定です。