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ゴーン被告裁判なく“厳重に処罰する必要”

2021年7月2日 15:19
ゴーン被告裁判なく“厳重に処罰する必要”

日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を国外逃亡させた罪に問われているアメリカ人親子に対する裁判で2日、検察側は元アメリカ軍特殊部隊員の父親に懲役2年10か月を求刑しました。

元アメリカ軍特殊部隊員のマイケル・テイラー被告と、息子のピーター被告は2019年、保釈中のゴーン被告を大型の箱の中に隠し、プライベートジェットで国外逃亡させた罪に問われています。

2日の裁判で、検察側は「マイケル被告の経歴を生かした利益を得るための意欲的で職業的な犯行」などと指摘し、マイケル被告に懲役2年10か月、息子のピーター被告に懲役2年6か月を求刑しました。

検察側は、ゴーン被告の裁判が開かれず、真相解明が妨げられている点にも触れ、「厳重に処罰する必要がある」としました。