国語に関する世論調査「SNS」や「DX」など略語「分からず困ることある」8割以上に
文化庁は「国語に関する世論調査」の結果を発表しました。
この調査は全国の16歳以上のおよそ6000人を対象に行われ、ローマ字表記について尋ねた設問では「SNS」や「DX」といったアルファベットの略語の「意味が分からずに困ることがある」と回答した人が8割以上にのぼることがわかりました。
こうした略語が使われている状況について、「好ましくない」と回答した人が5割を超え、特に60代以上の回答が目立ったということです。
また、言葉の意味を問う調査では「涼しい顔をする」という言葉について、本来の意味とされる「関係があるのに知らないふりをする」だと思う人が22.9%なのに対し、「大変な状況でも平気そうにする」だと思っている人が61%にのぼるなど、本来とは違う意味でとらえる例が多くみられました。