「心霊現象みたい」電気がついたり消えたり…1時間半 テレビ放送にもトラブル 宮城・仙台市
10日夜、宮城県仙台市内で停電が発生し、仙台市太白区の一部地区の住民などからは、「電気が点滅している」との情報が相次ぎました。また、仙台市に本社がある東日本放送でも、テレビ放送が一時、映らなくなるトラブルが発生しました。
◇
10日午後9時半ごろ、宮城県仙台市で、室内の照明が不規則に点滅を繰り返す様子が撮影されました。
街の様子を見ると、辺り一帯で電気がついたり、消えたりする不思議な現象が確認できます。
「東北電力ネットワーク」によると、10日午後9時過ぎ、仙台市太白区の一部地区の住民などから、「電気が点滅している」との情報が相次ぎました。
付近の住民
「家とか、電波塔とかも点滅しているような感じだったので、何があったのかと。あまり見ない光景だったんで」
停電が起きたのは、約1500戸。周辺では、停電が復旧するまでの1時間半にわたって、電気が点滅する現象が続きました。また、信号機が点滅するなどの影響もあり、警察が警戒にあたりました。
付近の住民
「全体的に家の電気がついたり消えたりするようになったので、おかしいなと思って外に出たら、変な音がしていた。ずっと、そこら辺の電気がパチパチ、ついたり光ったりしていて、心霊現象みたいな感じでびっくりしました」
住民を驚かせたナゾの電気の点滅。「東北電力ネットワーク」は、「仙台市太白区の電柱にあるスイッチの不具合が原因」と発表しました。スイッチのオンとオフの動作が繰り返されたということで、引き続き、詳しい調査を行っています。
また、仙台市に本社がある東日本放送のテレビ放送が一時、映らなくなるトラブルが発生しました。東日本放送によると、10日午後9時30分ごろと、37分から51分ごろにかけて、電波が送れなくなったということです。
原因については、「停電の影響で電圧が不安定な状態が続いていたため」としています。