河井夫妻事件 地元議員ら100人不起訴に
2019年の参議院選挙をめぐり、元法務大臣の河井克行被告夫妻が買収などの罪で有罪判決を受けた事件で、現金を受け取ったとされる地元議員ら100人について、東京地検特捜部は6日、不起訴処分としました。
関係者によりますと100人のうち死亡した人を除き、起訴猶予としたとみられます。
特捜部は、当時、国会議員で政治的影響力の大きい克行被告側から、無理やり現金を渡されたケースがあったことなどを考慮し、受け取った側の悪質性は低いと判断したとみられます。
買収事件をめぐっては、すでに案里元議員について懲役1年4か月、執行猶予5年の有罪判決が確定しています。
また、克行被告についても、東京地裁が100人全員への買収行為を認定した上で懲役3年の実刑判決を言い渡し、克行被告側が控訴しています。