実戦さながらテロ対策訓練 選手村前の海域
東京オリンピック・パラリンピックの開催を前に、海上保安庁が実戦さながらのテロ対策訓練を行いました。
12日、東京・晴海にある選手村の目の前の海域で行われたのは、大会期間中に海上で警備を行う海上保安庁の訓練です。不審な船を発見した想定で周りをゴムボート2隻で囲んで旋回して制止したほか、船に乗り移り相手の動きを止めるなど実際の海上テロに対応する訓練が行われました。
東京大会では選手村など重要な施設が臨海部に集中し、海上で行われる競技もあるため、海上保安庁は過去最大規模の巡視船艇を動員し、24時間体制で警備にあたる方針で、「職員一丸となって海上警備を完遂することで大会の成功に貢献したい」としています。