新型コロナウイルスの深刻な感染拡大が続く東京都内で、新たに５０４２人の感染が確認されました。都内では、２日連続で過去最多を更新し、これまでにない爆発的な感染拡大が止まらない状況です。

東京都内の新たな感染者は、１０歳未満から１００歳以上までの５０４２人で、先週木曜日（７月２９日）から１１７７人増えて、過去最多となりました。都の専門家は、「デルタ株への置き換わりが進み、これまで経験したことのない爆発的な感染拡大が進行している」と、強い危機感を示しています。

重症者も２０人増えて１３５人いて、４０代５０代が６割を占めているほか、新たに基礎疾患がない１０代の男性が重症となりました。入院患者は３３８３人、自宅療養者は、前日から２１３０人増えて、１万６９１３人となり、これまでで最も多くなっています。

陽性率の７日間平均は、２０．９％まで上がっています。都の担当者は、「感染の機会が身近に迫っている状況であることを認識して行動して欲しい」と呼びかけています。

一方、デルタ株の感染者も過去最多の２４４４人確認されました。都の分析会議では、「置き換わりが進み、感染者のおよそ３分の２がデルタ株に感染している」と報告されました。