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雨への警戒続く 道路崩落の影響で断水も

2021年8月19日 18:32
雨への警戒続く 道路崩落の影響で断水も

雨への警戒が続いています。島根県出雲市多伎町の国道では、崩落や亀裂がみつかり、およそ9キロが全面通行止めとなっています。国道の崩落によって水道管が破損。およそ900世帯で断水しています。

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コロナの感染拡大とともに、雨への警戒も続いています。神戸市では雨が激しく降ったり弱まったりを繰り返し、和歌山では、排水が追いつかない状態に。激しい雨に備えた人。備えきれなかった人。明暗が分かれていました。

近畿地方では11日の降り始めからの雨量が8月1か月の平均の3倍から4倍となっているところも。雨がいったん弱まっても土砂災害に警戒が必要です。

四国地方でも。徳島県阿南市では19日朝、地面を激しく打ち付ける、滝のような雨が降りました。付近では湿った空気の影響で活発な積乱雲が発生。雷も。

通勤・通学の時間帯、道路が冠水し、車が水しぶきをあげながら行き交う様子がみられました。川から水があふれ、田畑との境目がなくなった場所では。収穫を間近にした稲が水につかっていました。

島根県出雲市多伎町の国道9号。崩落や亀裂がみつかり、およそ9キロが全面通行止めとなっています。国道の崩落によって水道管が破損。およそ900世帯で断水しています。

給水にきた住民「飲み水はともかく茶わん洗ったりなんかも水道が出ないと困ります」

旅館「はたご小田温泉」も普段の10分の1ほどしか水が出ず、あらかじめくんでおいた水で飲料水を確保。さらに、大雨の影響でポンプが故障。お湯を沸かすことができない状態だといいます。

はたご小田温泉・石飛硯一郎社長「めどがたたないことが一番不安です」

土砂崩れ発生から5日たった広島市西区田方。撤去作業は進んでいますが、いまだ土砂や流木などが多く残されています。一部の道路が土砂で埋まり、通行できない状態が続いています。

付近の住民「(車の)出入りが不自由なので、早く道が開いてほしい」

一方、広島市安佐南区では、午後1時すぎ、砂防ダムの土砂や流木の撤去作業が行われました。

国土交通省によりますと、この砂防ダムは14日に発生した土石流をせき止め、ほぼ満杯の土砂がたまっているとみられます。そのため撤去作業が完了するまで、およそ2か月かかる見通しだということです。

今も断続的に雨が降っている広島市。降り始めからの雨量は500ミリを超え、引き続き土砂災害への警戒が必要です。

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