“妊娠中期”コロナ感染…一番不安なことは
新型コロナウイルスに感染し自宅療養している妊娠6か月の女性が、3日前、腹痛に襲われ救急車を呼んだ時のことを証言してくれました。
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新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中の30代の女性は、現在、妊娠6か月を迎えています。
「呼吸するだけで苦しい」
「主人が(今月)17日、陽性判断をされて、(私も)8月21日、陽性の判断をされました」
アレルギーとお腹の赤ちゃんへの懸念から、ワクチンは接種していませんでした。3日前、腹痛に襲われ救急車を呼びましたが。
腹痛で救急車を要請した自宅療養中の妊娠6か月の女性(30代)
「私コロナでなおかつ妊娠しているので、2時間、救急車の中で、受け入れられる病院をずっと待っていた」
この時は無事、都内の病院に搬送されたといいます。ただ、千葉県では先週、柏市で自宅療養中の妊婦が、入院先が見つからないまま自宅で出産し、赤ちゃんはその後亡くなりました。
妊娠中期に入った女性が、いま一番不安なことは―。
自宅療養中の妊娠6か月の女性(30代)
「早く生まれることが一番怖いですね。どこの病院で産むのか、たぶん難しいと思うんですよね、いま私の(感染している)状況で」
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先月、都内では過去最多となる98人の妊婦の感染を確認しました。こうした中、重症化リスクが高い妊婦へのワクチンの優先接種の動きが広がっています。
都内にある愛育病院では、25日から妊婦の接種をスタートしました。横須賀市でも、妊婦とそのパートナーを対象とした優先接種を、26日から始めます。接種について妊婦は─。
妊娠7か月の女性
「打つことにしました。ここまで育ててきた子どもが何かあるのも考えられないしと思ったら、打つしか選択肢がなかったです」
妊娠7か月の女性
「2回打ちました。いまコロナにかかった時の大変さの方が大きいのかなと思ったから」
一方で―。
妊娠7か月の女性(30代)
「いまのところは打たないと決めています。子どもが成長してからどういう影響があるか、証明はまだできないことだと思うので。子どもはこれから未来があるので、そこはやはり守らなきゃなと」
アメリカでは、ワクチン接種で、流産や先天性障害の割合が高まってはいないという調査結果があります。
ワクチンの影響について専門家は─。
国立成育医療研究センター・村島温子医師
「(ワクチンの成分が)赤ちゃんへ行くこと自体、考えられないですから。(子どもへの)長期的な不安を持つ必要はないと思う。リスクは通常の、妊婦さん以外の副反応くらいと思っていただいて結構だと」
8月25日放送『news zero』より。