五輪選手村で購入「スカジャン」に熱視線
東京オリンピックやパラリンピックで、選手の活躍と共に世界から注目されたものがあります。公式グッズや開会式で登場した日本ならではの文化が、海外のアスリートやジャーナリストまでも魅了しているそうなんです。
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東京オリンピックの競泳で金・銅2つのメダルを獲得したオーストラリアのエミリー・シーボーム選手。選手村で買った“ある土産”をSNSに投稿したところ「クールでかっこいい」などと、称賛のコメントが相次ぎ、世界で話題になっていたのです。現在バカンス中の本人に話を聞くと…。
エミリー・シーボーム選手「みんな私のメダルより、ジャケットの方に興奮しています」
その正体は『スカジャン』です。龍と虎に加え、エンブレムの市松模様が緻密に再現された一品で、オリンピック公式ライセンス商品として、およそ4万円で販売されましたがSNSで注目され、公式ショップでは完売となったのです。
エミリー・シーボーム選手「永遠に残しておきたいものの1つです」
一方、日本におけるスカジャンのイメージは…。
40代「ヤンキー系の人が着てるかなっていうイメージ」
こちらもちょっと怖いイメージがありますが…。
20代「着てて似合っている人は憧れます」「たまにテレビとかで見るとかわいいと思います」
若者たちにとっては憧れでもありました。
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スカジャン発祥の地、横須賀市でも、すでに影響が…。
ドブ板通り商店街振興組合・一本和良副理事長「海外の方から問い合わせを多くいただいて、注文も入っています」
瞬く間に、注目度がアップしたというのです。
ドブ板通り商店街振興組合・一本和良副理事長「世界に横須賀発祥のスカジャンを発信する大きな機会となってうれしく思います」
オリ・パラをきっかけに日本の伝統文化が広がりをみせています。