盆栽や花束も“ミニサイズ”新たな趣味にも
おうち時間を彩る小さな楽しみに。ミニサイズの商品が続々登場しています。
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一息つきたいときに重宝する缶コーヒー。飲みきりの少量サイズが特徴ですが。
日本コカ・コーラ マーケティング本部・坪根秀史さん
「コロナ禍において、在宅ワークの浸透など働き方が大きく変わってきている。移動中であったりパソコンのそばであったり、コーヒーを飲みたいけれどもこぼしてはいけないというシーンで、缶コーヒーが登場しづらくなっている」
そこで発売されたのが、生活様式の変化にあわせた小さなペットボトル入りのコーヒーです。大きさも内容量も缶コーヒーとほぼ同じです。一口飲んでフタができるため、“ちょい飲み”もしやすくなりました。
コロナ禍の今、こうした気軽なミニサイズの商品が注目されています。
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都内の雑貨店に並ぶ数々の観葉植物。中でも注目されているのは「ミニ盆栽」だといいます。
miniーbonsai.life・五島かりや代表
「(盆栽には)おじいちゃんの趣味というイメージがあったので、若い世代や女性は知らなかったので、すごく興味を持っていただいている」
2000円程度から購入でき、価格も大きさも手頃なミニ盆栽。コロナ禍の新たな趣味としてはじめる人が増えているといいます。
さらに、新宿駅の地下街ではこんなものも。電車が動いている時間ならいつでも、切り花が1輪から買える自動販売機です。
日比谷花壇 ビジネスソリューション事業本部・馬場卓也さん
「おうち時間が非常に長くなっていて、自宅に彩りをという方は本当に増えている」
売られているのは、風船のように包装された花。カバンなどに入れて手軽に持ち運ぶことができるよう、長さ15センチほどとコンパクトに。
お客さんは。
「家にあったらかわいいかなと思って、すごくちょうどいいサイズだったので」
さらに、こんな声も。
「普通のお花屋さんだと1輪だけ買うのはちょっと申し訳ない。 そういう点ではありがたい」
1輪だけでも気兼ねなく買うことができるといいます。
馬場卓也さん
「あまり気張らずに、すごく気軽に買っていただく機会が増えればいい」
小さな楽しみを作ることで、コロナ禍のおうち時間を充実させることができそうです。