変異「イータ株」空港で18件発見 厚労省
新型コロナウイルスの変異株「イータ株」が、空港検疫で今年1月から6月までに18件見つかっていたことが、厚生労働省の集計でわかりました。
厚労省の今月3日時点の集計によりますと、「イータ株」が空港検疫の検査で確認されたのは、今年1月に7件、2月に5件、3月に4件、4月と6月に1件のあわせて18件で、ナイジェリアなどアフリカからの入国時などに確認されたということです。
イータ株は、WHO(=世界保健機関)が「注目すべき変異株(VOI)」に指定している変異株で、去年12月以降、複数の国で確認されています。
感染研によりますと、「イータ株は、世界的にはほとんど検出されなくなりつつあり、ECDC(ヨーロッパ疾病予防管理センター)は、すでにVOIから外している」ということで、感染研が指定する国内の変異株の分類では、VOCやVOIには指定されていません。