東京1004人 宿泊療養施設で初の死者
東京都内では、新たに1004人が、新型コロナウイルスに感染していました。23日連続で、前の週の同じ曜日を下回り、減少傾向が続いています。一方、宿泊施設で療養していた60代の男性が死亡しました。
東京都内の新たな感染者は、1004人で、先週火曜日(7日)より625人減り、23日連続で前の週の同じ曜日を下回って、減少傾向が続いています。
また、50代の男性2人を含む14人の死亡も確認されました。このうち70代の男性は、陽性が判明し、自宅で療養していましたが、翌日に死亡しました。自宅療養中の死者は8月以降、40人にのぼっています。60代と70代の男性は、ワクチン接種を2回済ませていました。死因はいずれも新型コロナ肺炎で、2回のワクチン接種後に死亡が確認されたのは、33人となりました。
一方、東京都は、宿泊施設で療養していた60代の男性が死亡したと発表しました。宿泊療養施設で患者が死亡するのは初めてです。
男性は、軽症と判断されて、13日夕方、宿泊療養施設に入りました。14日朝になり、歩行時にふらつくと訴えたため、医師がオンラインで診察し、入院することになりましたが、およそ2時間後に、部屋で心肺停止状態で倒れているのが見つかりました。男性に持病はなく、死因は今のところ分かっていません。