政府の緊急事態宣言が延長された東京都内で、新たに８３１人が、新型コロナウイルスに感染していました。木曜日で１０００人を下回るのはおよそ２か月ぶりです。

東京都内の新たな感染者は、８３１人で、先週木曜日（９日）より８４４人減り、２５日連続で、前の週の同じ曜日を下回って、減少傾向が続いています。木曜日で１０００人を切るのは、７月８日以来です。

大学の運動部の寮で男子学生７人が感染したほか、クラスターが発生した高校では、新たに生徒と職員３人の感染が判明し、この高校での感染者は６８人に上っています。

一方、４０代の男性を含む２４人の死亡も確認され、このうち４０代と６０代の男性は、自宅療養中に亡くなりました。

４０代の男性は、肥満体型で高血圧の持病があったため、自宅療養から入院に切り替えましたが、その日のうちに容体が急変して死亡しました。先月以降、自宅療養中に死亡した人は４５人になりました。

また、６０代から９０代の５人は、ワクチン接種を２回終えていて、このうち６０代と７０代の男性は、いずれも８月中旬までに２回受けていました。２回のワクチン接種をして死亡が確認されたのは、３９人となっています。