連休最終日 宣言下の東京などでにぎわいも
東京都は20日、新たに302人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。20日は3連休最終日でしたが、感染対策をしながらもにぎわいを見せた場所もありました。
◇
3連休最終日の20日、東京・原宿では久々のにぎわいを見せていました。街の人は─。
「思ったより結構人が多かったですね」
「(人が)すごく多くてちょっと怖い。すぐ帰ろうかなと」
連休初日の18日は雨だった天気も、19日には回復し20日も秋晴れとなりました。
「このぐらいの気温だとすごくいいです。過ごしやすいですね」
「暑いけど過ごしやすい」
緊急事態宣言下ではありますが、都内の百貨店では、感染対策を徹底し、イベントが開催されています。会場には、北海道のご当地グルメがずらりと並んでいました。
中でも好評なのが、日本航空のブースです。メロンなどの農産物、ジャムやチーズなどの加工品といった北海道の現地スタッフが選んだ名産品を空輸で直送しています。
「ぜひ新鮮なうちに召し上がってみてください」
接客は制服姿のCAらが担当しました。
日本航空・客室乗務員 吉岡真美子さん
「旅行気分を一瞬でも味わっていただけたら、うれしいなと思って店頭に立っています」
コロナ禍で苦境が続く、百貨店と航空業界の異色のコラボにお客さんは─。
お客さん
「JALの方ですよね。ちょっとした旅行に行った気分でまた北海道の味を知れたかな」
「(CAは)飛行機の中でお会いする方だと思っているので、びっくりしました。やっぱり飛行機乗りたいですね」
神奈川県でも、各地で28℃前後の夏日になりました。鎌倉市内の海岸ではマリンスポーツや日差しを楽しむ人たちでにぎわいました。
県内から来た人
「(連休の)最初は雨もあった。すごく天気がよくなってちょっとぐらい出掛けたいな、というのが正直なところ。人多いですね」
「(夏休みは)外に出る機会がなかったので開放的です」
◇
20日は西日本を中心に暑くなり、真夏日となったところもありました。熊本市では31.7度を観測しました。熊本県は、まん延防止等重点措置が継続されています。観光地で連休の過ごし方を聞くと─。
熊本県内から観光
「3連休は久しぶりに出掛けました。ワクチン打っても行動変えちゃダメだと思うので、今まで通り制限しようと思っています」
愛媛県は先週、まん延防止等重点措置が解除されました。日本有数の温泉地で知られる道後温泉では20日─。
観光客
「温泉に入りたくて。1年前にここに来たんですけど、もう1回来たいと思って」
日々の疲れを癒やしに、多くの観光客の姿がありました。
道後商店街振興組合・石田匡暁理事長
「僕らの想定以上ににぎわっていたと思います」
まん延防止が解除され、観光客が徐々に戻り始めたように見えますが─。
道後商店街振興組合・石田匡暁理事長
「今年はにぎわっているように見えて、(観光客の数は)昨年の半分以下なんです。感染者をより出さないように、徹底した対策をしていきたい」
◇
20日は敬老の日でした。宮城県東松島市では県内最高齢、高橋きね古さんのお祝いの会が開かれました。
高橋さんは1909年、明治42年生まれの112歳です。普段は市内の自宅で孫夫婦と一緒に暮らしています。
きね古さんの孫・高橋栄さん(67)
「もっと、もっと長生きしてもらって、一日も長く我々と一緒に過ごしてもらいたいなと思います」
大分県の動物園では、こどもたちが、何やらフルーツや野菜で飾り付けをしていました。
「みかんもかざっちゃおう」
できあがった特製ケーキは、ご長寿のサルにプレゼントです。黒いテナガザルの「チョコ」は1960年代生まれで、国内最高齢のおじいちゃんだといいます。
別府ラクテンチ 動物エリアリーダー 栗田美和子さん
「年齢は人間でいうと90歳前後じゃないかと。これからも長生きしていただき、お客さまに見守っていただけたらと」