岸田新内閣が発足し、松野官房長官が拉致問題担当大臣を兼任することを受け、北朝鮮による拉致被害者の家族らがコメントを発表しました。

拉致被害者、横田めぐみさんの母・横田早紀江さん（８５）は４日、会見を開き「毎年毎年、同じことを言って、もう４０何年もすぎていく」「日本の国としてしっかりと（拉致被害者を）取り戻さなければならないっていう思いで、それを念頭に置いて早く動いていただきたい」と述べ、日朝首脳会談の実現など、目に見える成果を求めました。

また、田口八重子さんの兄で家族会の飯塚繁雄代表（８３）は、「早期解決に向けていつやるのか、どういうふうにやるのか、いつ帰ってこられるのか。拉致問題を全前に出してやってもらいたい」と進展のない現状を嘆き、「早期解決」を強く訴えました。