伊豆諸島の神津島 まとまった量の軽石漂着
小笠原諸島の海底火山の噴火によるとみられる軽石が伊豆諸島で相次いで確認される中、21日、神津島でもまとまった量の軽石が漂着していることが分かりました。
日本テレビのカメラが21日午後5時ごろ、神津島北部の陸地から捉えた映像では、海岸の岩場に軽石とみられる漂流物が広い範囲で漂っている様子がわかります。
漁の最中にエンジンのフィルターに軽石が詰まったという漁師は、次のように話しました。
漁師・浜川一生さん「(軽石が)帯状にどんどん来る。船にあたるとバラバラになって船の下に入るとエンジンから(軽石が)吸い込まれる。これ以上ひどくなったら(漁は)たぶん無理かな」
神津島の三浦漁港では21日午後、港の沖合側にオイルフェンスを設置しましたが、22日の朝には港の入り口側にも設置する予定です。
一方、21日昼ごろの三宅島の東、沖合2キロ付近の映像からは、軽石のようなものが帯状に長く漂っているのが分かります。
伊豆諸島では、港や岸に漂着する可能性が高いとして、警戒が強まっています。