震度5強「当面の間強い揺れに注意」気象庁
9日午前11時5分ごろ、鹿児島県十島村の悪石島で震度5強を観測する地震がありました。気象庁は会見を開き、トカラ列島近海は過去にも繰り返し地震活動が活発化している場所だとして、当面の間は強い揺れに注意するよう呼びかけています。
気象庁・地震津波監視課 束田進也課長「今後の地震活動に十分注意してください。過去にも地震活動が継続している例がございます。当面の間同程度震度5強程度の地震に注意してください」
気象庁によりますと、震源のトカラ列島近海では、数年おきに地震活動が活発化し、2000年10月にも最大震度5強の揺れが発生しています。
今回も今月4日頃から地震の回数が増え、震度1以上の揺れが230回以上観測されているということです。
気象庁は、地震の要因について「火山地形の場所ではあるが、詳しいことはわからない」とした上で、当面の間は、強い揺れに注意するよう呼びかけています。