【台風7号】関東甲信地方 国道一部区間で「事前通行止め」の可能性 大雨による道路冠水など警戒
台風7号の影響で関東甲信地方では警報級の大雨となる見通しです。関東地方整備局は災害発生のおそれがある場合、国道を事前に通行止めにする可能性もあるとして、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
気象庁によりますと、強い台風7号の影響で暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が非常に不安定となることから、台風の中心から遠く離れた関東甲信地方でも大雨となる見込みです。関東甲信地方では、14日夜から15日午前中にかけて、線状降水帯が発生し大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。
台風7号の影響で、国土交通省・関東地方整備局は、東京都や神奈川県、山梨県など管内を通る国道で大雨や強風によって災害発生のおそれがある場合には、一部区間を事前に通行止めにする可能性があると発表しました。
特に、警報級の大雨となると予想されている神奈川県、山梨県、長野県の国道では通行止めを実施する可能性が高いとしています。さらに高波・高潮が発生する場合には、海岸沿いを通る神奈川県の「西湘バイパス」と千葉県富津市金谷を通る「国道127号」を通行止めにする可能性があるということです。
また、道路沿いにあるのり面が崩壊して土砂災害が発生するおそれがあるほか、アンダーパスや低い土地では道路が冠水して車が通行できなくなる事もあるため十分注意が必要です。
関東地方整備局では、大雨が予想される地域や時間帯には、不要不急の外出を控えるよう呼びかけています。
■画像:過去の台風による道路災害/関東地方整備局資料より