トヨタ自動車グループの「ダイハツ工業」が車両の安全性を確認する認証試験で不正をしていた問題で、ダイハツは全車種の出荷を停止すると発表しました。

ダイハツは今年4月、海外向けの4車種で衝突試験の認証を申請する際に、ドアの内側に不正な加工を施し試験を通過していたことが明らかになっていて、5月には国内向けの2車種でも不正が発覚していました。

ダイハツは、外部有識者による第三者委員会を設置し調査を進めてきましたが、不正が行われていた車種がさらに拡大したため、国内外全車種の出荷を停止すると発表しました。

ダイハツは20日午前、国土交通省に第三者委員会の調査結果を報告していて、夕方に奥平社長らが都内で会見を開き説明する予定です。

国交省は今後、ダイハツに立ち入り検査などを行い詳細を調査する方針です。