観光客が急増「オーバーツーリズム」防止へ 観光庁など初の対策会議
国内外の観光客の急増により渋滞や騒音などで地元住民の生活に悪影響を与える「オーバーツーリズム」を防止するための、政府の対策会議が初開催されました。
現在、一部の観光地で公共交通などの過度な混雑や私有地に無断で入るといったマナー違反により、地元住民の生活に影響を与えるほか、旅行者の満足度の低下が生じています。
こうした課題を解決するため、6日、観光庁など関係省庁が参加する対策会議が開かれました。
これまで講じてきた外国人にもわかるマナー啓発の掲示や混雑を可視化できるシステムなどの取り組みについて議論したほか、事前予約制や人数制限を行っている海外の事例も示されました。
会議では、これまでの対策では十分ではないとし、地域の意向を踏まえ、より実効性の高い対策を今秋に取りまとめる予定です。