“十字架”だらけ…上智大学の新校舎 実は今だけの姿?
東京・千代田区で建設中の上智大学の新校舎の外壁が“十字架だらけ”だと話題になっています。なぜ、“十字架”を敷きつめたようなデザインにしたのか上智大学に聞いてみたところ、最終的には異なる見た目になるといいます。
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東京・千代田区にある建設中の建物には、外壁全面に木製の十字架のようなものが取り付けられています。道行く人は――
大学生
「“十字架”のインパクトがあまりにもすごすぎてビックリしました。遠目からみた時は、木のただのオシャレな建物だなと思ったんですけど、近づくにつれてだんだん“十字架”だって」
実はこの建物…上智大学の新校舎だったのです。
上智大学はキリスト教系の大学として知られ、2019年には、ローマ教皇が講演に訪れたほどです。だから、“十字架”を敷きつめたようなデザインにしたのでしょうか。
上智大学に聞いてみると――
上智大学の広報担当
「こちらは“十字架”ではございません。最終的には、あの外壁にもう1枚加わるので、異なる見た目となります。『十』が『田』の字になるイメージです」
なんと、“十字架”ではなかったのです。
最終的に木片が、たんぼの“田”のように配置され、直射日光を遮り、夏場に室温が上がりすぎるのを防ぐ効果があるといいます。
来月には完成予定で、教室のほか、地域交流の拠点として活用されるということです。