秋本真利容疑者を“受託収賄”と“詐欺”で起訴へ 東京地検特捜部
洋上風力発電をめぐる汚職事件で逮捕された衆議院議員の秋本真利容疑者について、東京地検特捜部は27日にも受託収賄の罪で起訴し、さらに新型コロナの持続化給付金の不正受給にも関わったとして、詐欺の罪でも起訴する方針であることがわかりました。
秋本真利容疑者は、洋上風力発電をめぐり「日本風力開発」の前社長から、国会で会社側に有利になる質問をするよう依頼を受けた見返りに、賄賂を受け取ったとして今月7日に逮捕され、特捜部は27日にも秋本容疑者を受託収賄の罪で起訴するものとみられます。
関係者によりますと、この捜査の過程で、知人の千葉県議が代表を務める会社が新型コロナ対策の持続化給付金を不正受給したことに、秋本容疑者が関与した疑いも浮上し、特捜部は、詐欺の罪でも起訴するものとみられます。秋本容疑者は受託収賄については容疑を否認し、給付金の不正受給への関与は否定しているということです。