秋本真利容疑者“コロナ”不正受給にも関与か 特捜部が聴取
洋上風力発電をめぐる汚職事件で東京地検特捜部に逮捕された、衆議院議員の秋本真利容疑者が、新型コロナウイルス対策の持続化給付金の不正受給に関与した疑いで、特捜部から事情を聞かれていることが関係者への取材で分かりました。
秋本容疑者は、「日本風力開発」の前社長から、国会で会社側に有利になる質問をするよう依頼を受けた見返りに賄賂を受け取ったとして、受託収賄の疑いで逮捕されました。
関係者によりますと、これとは別に、秋本容疑者の知人女性が代表を務める会社が持続化給付金200万円を不正に受給した疑いがあり、秋本容疑者が申請などに関与したとして特捜部から事情を聞かれていることが新たに分かりました。
秋本容疑者は周囲に対し、申請への関与は認めた上で、「なぜ詐欺にあたるのか分からない」と話しているということです。
特捜部は、詐欺容疑にあたるか慎重に調べるものとみられます。