八代海で赤潮発生 養殖トラフグ大量死など被害「暑い日が続くと広がるのでは…」
熊本県の八代海で赤潮が発生し、養殖のトラフグ1万8400匹が死ぬなどの被害が広がっています。
八代海の広い範囲では、魚介類に有害なプランクトン「カレニア ミキモトイ」による赤潮が発生し、先月27日から赤潮警報が出されていました。熊本県によりますと、この影響で、9日までに津奈木町沖で養殖しているトラフグ1万8400匹が死んだということです。また、養殖業者によりますと、10日朝の段階で、「死んだ魚の数が4倍になっている」ということです。
熊本県水産研究センターによりますと、赤潮は水温が25℃を超えたあたりから大規模発生するといわれていて、今後、暑い日が続くと赤潮が広がるのではないかということです。
県は養殖業者に対して、早期の出荷や、えさを止めるなどの対策をとるよう呼びかけています。