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能登半島地震から50日目 農業への被害1000件超…相談窓口設置

2024年2月19日 11:54
能登半島地震から50日目 農業への被害1000件超…相談窓口設置
能登半島地震の発生から、50日目。農業への被害が1000件を超える中、19日から被災地では、相談窓口が設けられています。中継です。

珠洲市の若山町です。

もともと平坦な田んぼが広がっていたのですが、地盤が隆起し、高いところでは2メートルの段差になっています。

地元の方によると、こういった段差は、およそ4キロにわたって続いているということなんです。

このように田んぼなどの被害が多く確認される中、支援の説明会が行われています。

石川県は珠洲市や輪島市などで、19、20の2日間、地震で被害を受けた農業関係者に、国や県の支援を知ってもらうため説明会を行っていて、珠洲市の会場では、先ほど午前10時からおよそ40人が参加し、説明を受けています。

また、19日から県内6か所で、石川県やJAグループなどが窓口を開設し、電話や対面での個別相談も受け付けています。

農業関係者
「国の補助金の出すタイミング、私たち本当に待っているんです」「4月(の田植え)に向けて頑張っているので、なんとか作付けしたい」

能登半島地震では、地盤の隆起や液状化など、農業への被害が、これまでに1000件以上確認されています。また、被災後に地元を離れ、遠方で二次避難を続ける農業関係者も多く、今後、“離農”が加速することも懸念されています。

被害を受けた農業関係者は、「4月末に田植えを控える中、準備が進んでいない」と不安を口にしていました。