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「熊本モデル」仮設住宅、輪島市で着工 能登半島地震から48日目

2024年2月17日 11:49
「熊本モデル」仮設住宅、輪島市で着工 能登半島地震から48日目
能登半島地震の発生から、48日目。石川県輪島市では、「熊本モデル」と呼ばれる仮設住宅が17日、着工されました。現地から中継です。

輪島市の三井地区です。この地域でも、多くの家屋が倒壊してしまっています。

そんな中、長期で住み続けることができる仮設住宅、「熊本モデル」の建設が17日朝から、この場所で始まりました。

17日、輪島市で着工されたのは、「熊本モデル」と呼ばれる木造・長屋タイプの仮設住宅です。2016年の熊本地震で採用されたもので、従来のプレハブ型よりも2か月ほど、建設に時間がかかりますが、仮設住宅としての2年間の入居期限が過ぎた後も、市営住宅などに転用され、長期的に住み続けることが可能です。5月上旬に、68戸が完成予定です。

入居を申し込んだ男性
「高齢者ばかりだから、自分で家を建てるのは無理だし。たった2年しか住めないとなれば、その後どうすればとなるので、恒久的なものになった方がありがたい」

能登半島地震による住宅への被害は、石川県内でおよそ7万棟にのぼり、仮設住宅への入居申し込みは、これまでに7400件以上、寄せられています。

石川県は、来月末までに、4000戸の着工を目指し、建設を進めるとしています。

二次避難先のホテルや旅館などの入居期限が今月末に迫るところもある中、被災した方々の住まいの確保が急がれます。