安倍氏銃撃 山上容疑者の鑑定留置 来年1月までに 奈良地方裁判所
安倍元首相が銃撃され死亡した事件で、奈良地方裁判所が、逮捕された男の鑑定留置を来年1月までとすることを決めました。
ことし7月、奈良市で演説中の安倍元首相が銃で撃たれて死亡した事件では、無職の山上徹也容疑者が、殺人の疑いで送検されています。
今後の裁判で、刑事責任能力の有無が争点となる可能性があることなどから、奈良地検が、山上容疑者を鑑定留置していて、17日、留置期間を2か月あまり延長し、来年2月6日までとすることが認められました。
これに対し、弁護側が、「期間が不当に長すぎる」として不服を申し立てる準抗告を行い、奈良地裁は18日、延長期間を短縮し、来年1月10日までとすることを決めました。
理由について、「当初から通常よりも長い期間が設定されていて、現時点でさらに2か月延長するのはふさわしくない」としています。