秋田県の漁業調査船「千秋丸」が男鹿市沖で航行不能に 約6時間後に船川港までえい航 けが人なし
25日午前、男鹿市の塩瀬埼沖で、県の漁業調査船・千秋丸が、航行できなくなりました。
約6時間後に、船川港までえい航され、けがをした人はいませんでした。
太田英梨花アナウンサー
「午後3時半ごろの男鹿市船川港です。タグボートにえい航された千秋丸が遠くから確認できます。船に目立った損傷は見当たりません」
秋田海上保安部によりますと、25日午前10時15分ごろ、県の漁業調査船・千秋丸が、男鹿市の塩瀬埼沖約4キロの海上で、スクリューに網が絡まって自力での航行ができなくなりました。
連絡を受けた秋田海上保安部の巡視艇などによってえい航され、発生から約6時間後に船川港に着岸しました。
千秋丸には、県の職員10人が乗っていましたが、けがをした人はいませんでした。
船体への浸水や油の流出なども確認されていません。
県水産振興センターによりますと、千秋丸は25日、サケの稚魚を引き網で捕獲して、どれくらい回遊しているのかを調査していました。
秋田海上保安部と県が、当時の状況を詳しく調べています。