今冬の雪少なく春以降の水不足懸念 農家にも協力呼びかけへ
この冬、雪が少なかった影響で春以降に農業用の水が不足することが懸念されています。雄物川流域の関係機関が25日、臨時の会議を開き、節水に努めるとともに農家などへも協力を呼びかけていくことを確認しました。
国土交通省秋田河川国道事務所などが臨時で開いた会議には県や雄物川流域の自治体、それに気象台の担当者などがオンラインで出席しました。
仙北市の玉川ダムは例年であれば雪解けが進む3月中旬から水の流入量が増え始め、5月にピークを迎えます。しかし今年はすでに先月に流入量が増えていて、いま残っている雪の量も少ないため、今後その量が急激に増えることは期待できません。
会議では、田んぼの代かきなどの時期に十分な水を確保できなくなる恐れもあるとして、関係機関が連携して貯水と節水に努めていくことを確認しました。また情報共有を進め、今後農家などへも協力を呼びかけていくことにしています。