来週にも実施の判断がされる見通しの新たな観光支援策「全国旅行支援」について、日本旅行業協会の会長は7日、「延期になれば旅行が感染拡大に直結しているという印象を与えかねない」との見解を示しました。

日本旅行業協会・高橋会長「全国旅行支援が延期になるということになれば、旅行そのものが感染拡大に直結しているのではないかというような印象を与えかねないということで、非常にその部分については遺憾に考える」

およそ1100の旅行会社が会員となっている日本旅行業協会。7日に開かれた記者会見で、高橋会長は来週にも実施の判断がされる「全国旅行支援」について、実施されれば「地域活性化の背中を押す大きな効果につながるが延期や中止となれば逆の効果が働く。大きなメッセージをもっている施策」だと述べました。

また、新型コロナウイルスの感染者数の状況によって「一喜一憂、左右されるのではなく、世界の流れにそった対応を日本でもやるべき」としたうえで、「科学的データに基づいて判断することを希望する」との考えを示しました。