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石川・珠洲市で仮設住宅の入居開始「お湯がでるので本当にありがたい」<中継>

2024年2月9日 16:17
石川・珠洲市で仮設住宅の入居開始「お湯がでるので本当にありがたい」<中継>
能登半島地震の発生から9日で40日目です。石川県珠洲市では、完成した仮設住宅への入居が9日から始まりました。中継です。

珠洲市の正院小学校からお伝えします。グラウンドに建設された仮設住宅に9日、入居した人に話を聞いたところ、「エアコンが付いていて暖かいし、お湯がでるので本当にありがたい」と話していました。

仮設住宅に入居するのは、高齢者などを優先し、珠洲市が選定した40世帯102人です。室内には冷蔵庫や洗濯機のほか、エアコンなどの暖房器具も備え付けられています。

また、敷地内には浄化槽が設けられ、トイレや浴室などで水が使えるほか、飲み水としても利用できます。

竹本栄一さん(85)
「いいですね、水が一番肝心だから。結構いいです。そろってる。(避難所と比べてどう?)いいですよ。いいよね、地元はいい」

9日に仮設住宅に入居した竹本栄一さんは、元日の地震で珠洲市内の自宅が全壊し、被災後は、金沢市などに避難していたということで、「地元の珠洲市に戻ってこられてうれしい」と話していました。

珠洲市では、仮設住宅への入居申し込みがおよそ1700件ありますが、着工されているのは市内の6か所、456戸にとどまっていて、市は「建設用地の確保を急ぎたい」としています。