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台風6号 九州各地に「避難指示」 土砂災害の危険度は? 今後も「線状降水帯」の発生に注意

2023年8月9日 20:38
台風6号 九州各地に「避難指示」 土砂災害の危険度は? 今後も「線状降水帯」の発生に注意

■台風6号の強風と「線状降水帯」の状況は?

台風6号は9日午後4時現在、九州の西側をゆっくりと北上中で、活発な雨雲が鹿児島県や宮崎県にかかっています。

風の様子を見てみると、台風の中心に向かって渦を巻くように動いているのがわかります。色が濃いほど強い風を表していて、九州の広い範囲に強風が流れ込んでいることが確認できます。

鹿児島県の種子島屋久島地方では午前10時すぎ、発達した積乱雲が連なる「線状降水帯」が一時発生しました。この後も強い風や激しい雨が続くため、警戒が必要です。

■警戒レベル4の「避難指示」が出されている地域は?

9日午後4時半現在、避難指示が出ている地域を確認してみると――

地図上に「紫色」で示されている地域には、警戒レベル4の「避難指示」が出されています。

九州の南部鹿児島県や宮崎県は広い範囲に紫色が広がり、長崎県や佐賀県でもすでに一部地域に避難指示が出ています。これらの地域はいつ災害が起きてもおかしくない状況となっていますので、警戒を続けてください。

■土砂災害の危険度は? 鹿児島県・宮崎県・大分県

気象庁の「キキクル」で、土砂災害の危険度を見てみると――

・「紫色」が危険
・「赤色」が警戒
・「黄色」が注意
を示しています。

鹿児島県や宮崎県、大分県では広い範囲で赤色や黄色となり、一部は紫色となっています。

雨が降り続くなか、いつ土砂災害が起きるかわかりません。暗くなる夜間は特に、十分にお気をつけてください。

■交通機関への影響は?

日本航空では9日、福岡県や鹿児島県などを発着する252便が欠航となりました。10日も午前中の便を中心に、33便が欠航する予定です。また、全日空も9日、九州各地を発着する148便が欠航し、10日も20便が欠航する予定となっています。

九州新幹線は9日、鹿児島中央駅と熊本駅の間で終日、運転を見合わせ、10日は始発から本数を減らして運転する見込みです。山陽新幹線も一部の列車で9日と10日の始発から午前8時ごろにかけて、計画運休を行う予定となっています。

今後も大雨が続きます。最新の情報を確認し警戒を続けてください。

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