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“まん延防止”全面解除へ 感染者が依然多いなか困惑の声も…

2022年3月16日 21:06
“まん延防止”全面解除へ 感染者が依然多いなか困惑の声も…

今月21日に期限を迎える、東京など18都道府県へのまん延防止等重点措置について、政府は解除する方針を固めました。新型コロナウイルスの感染者が依然多い中での解除に、飲食店関係者などからは困惑の声も上がっています。

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キノコやアンチョビの風味がきいたスパゲティや、あつあつのチーズがたっぷりのったラザニアなど、気軽に本格イタリアンが楽しめる東京・目黒区の「トラットリア・チャオロ」では、まん延防止等重点措置の期間中はランチ営業のみで、ディナーの時間は店を閉めているといいます。しかし――

トラットリア・チャオロ オーナーシェフ 金箱友樹さん
「やっぱりディナー営業が再開できるのはうれしい」

政府は16日午後、東京など18都道府県に出されている「まん延防止等重点措置」について、今月21日の期限で全面解除する方針を固めました。

トラットリア・チャオロでは、長引く影響に、売り上げが半分以下に落ち込んでいたといいます。

措置が延長された先週からは、シェフが家に行き、その場で料理をする出張料理を開始するなど新たなサービスを考え、客とのつながりを保ってきたといいます。

ただ、待ち望んでいたはずのまん延防止措置の解除でも、手放しでは喜べないと話します。そのため――

金箱さん
「席間とか、お客さんの人数とかを制限しながら」

感染者数がまだ多いため、対策をとりながらディナー営業を再開するということです。

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東京の16日の新型コロナ感染者は1万221人と、いまだ高い水準で推移する中での解除について、街の人からは不安の声も聞かれました。

専門学生(10代)
「遊びたい気持ちはあるんですけど、解除されてまた増えちゃったら怖いので」

会社員(50代)
「会社の入れ替えもあったりして、動く時期なので、それが終わってからの方がいいんじゃないかなと思う」

こうした中、まもなく桜の季節を迎える神奈川・横浜市では、約500メートルに渡り103本の桜が並木を作る通りで、19日から“さくら祭り”の開催を決定しました。

みなとみらい21 さくらフェスタ2022実行委員会 宮本靖子さん
「『さくら通り』という通りになりまして、歩行者天国にさせていただきます」

感染対策のため、2020年以降できていなかった歩行者天国を3年ぶりに復活さることにしました。

新型コロナの流行前と同じとはいきませんが、密にならないよう、キッチンカーやパレードなどのイベントが行われるということです。

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まん延防止措置の解除について、岸田総理大臣は16日に記者会見を開いて自ら説明し、17日には対策本部で正式決定する予定です。