次の首相には「命がけで動いてほしい」拉致被害者家族、自民党総裁選を前に会見
自民党総裁選挙が12日に告示されるのを前に、北朝鮮による拉致被害者の家族が会見を開き、次の首相に対し「命がけで動いてほしい」などと訴えました。
横田めぐみさんの母 横田早紀江さん(88)
「拉致という問題が日本の国にとってどういうことなのかということ」「のんびりしているわけにいかない。一日一日に(被害者や家族の)命がかかっている」「本当に命がけで動いてくださいと言いたい」
田口八重子さんの長男 飯塚耕一郎さん(47)
「この問題に携わる方々が緊張感もって、家族の命があるからこそ(被害者と)再会できることを踏まえて、一刻も早く被害者を救っていただきたい」
家族らは、総裁選の候補者らから拉致問題解決に向けた発言があまり聞かれないとして危機感を表し、次の首相には、すべての被害者の一括帰国に向けた対応を急ぐよう求めました。