消費者庁、機能性表示食品の緊急点検を開始 小林製薬の「紅麹原料」サプリの健康被害受け
小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントの健康被害をうけ、消費者庁は機能性表示食品の緊急点検を始めました。
小林製薬は、「紅麹原料」を含むサプリメントを摂取した人が4人死亡するなど、健康被害の報告が相次いでいることをうけ、機能性表示食品の届け出を撤回しています。
消費者庁は「機能性表示食品の安全性に対する疑念をいだかせる深刻な事態だ」として、登録をしている、およそ1700の事業者に質問状を送付のうえ、登録されているおよそ7000件の製品の緊急点検を始めました。
質問状では、医療従事者から健康被害の報告をうけたことがあるか、ある場合はどのような対応をしているのかを確認しているということです。
消費者庁は、回答期限を、来月12日としていて、結果によっては、機能性表示食品の制度の運用の仕方を変える必要があるとしています。
***************
機能性表示食品は、安全性の確保をしたうえで、科学的根拠に基づき、健康の維持などの特定の機能が事業者の責任において表示されるものです。
***************