有効求人倍率 去年1年間の平均は1.31倍 2年連続前年を上回る
有効求人倍率の去年1年間の平均は1.31倍で、2年連続、前の年を上回りました。
厚生労働省によりますと、ハローワークで仕事を探す人1人あたりにどれだけの求人があるかを示す有効求人倍率の去年1年間の平均は1.31倍で、前の年より0.03ポイント上昇し、2年連続で前の年を上回りました。
コロナ禍からの回復が続いていますが、物価高による原材料価格の高騰で建設業や製造業の求人が減少したことで、回復は穏やかになっていて、コロナ以前の水準には、まだ戻っていないということです。
一方、去年12月の有効求人倍率は1.27倍で、前の月から0.01ポイント低下しています。
厚労省は、「物価上昇でより高い賃金の職業への転職を望む人や、人手不足で業務量が増え、転職を望む人がいて、求人数も増加しているが、求職者数が増えている傾向にある。引き続き雇用状況を注視していく」としています。