見た目同じ仮設住宅の目印に 都内小学生約100人が切り絵を輪島市に贈呈 東京都
東京都は、復興支援として都内の小学生およそ100人がつくった切り絵を輪島市に贈呈しました。
ことし7月、東京都の小池知事は元日の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県輪島市を訪問し、輪島市の坂口茂市長から復旧状況などの話を聞きました。
仮設住宅の視察では、建物の見た目がすべて同じであることから、入居している被災者が自分の家だとわかるように子どもたちが描いた絵を外壁に設置して目印にすることを小池知事が坂口市長に提案していました。
これを受けて、東京都文京区立金富小学校の4年生およそ100人が93枚の切り絵を制作し、23日、東京都庁で輪島市への贈呈式がおこなわれました。
切り絵をつくった小学生は防災の授業で能登半島地震の被災状況を調べたといい、「輪島市のみなさんが少しでも明るい気持ちになって元気が出ればという思いを込めて飾って楽しい絵をつくった」と話しました。
輪島市の坂口市長は仮設住宅に絵を掲示することで「復旧・復興に向けて頑張っていく気持ちの支えになっていくことだと信じている」と小学生らに感謝の気持ちを述べました。