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サンマ漁獲枠 約25%削減で合意

2023年3月25日 2:59
サンマ漁獲枠 約25%削減で合意

サンマの資源管理を話し合う国際会議が開かれ、漁獲枠をおよそ25%削減することで合意しました。

サンマの漁獲枠などについて話し合う北太平洋漁業委員会は、日本や中国、ロシア、アメリカなど9つの、国や地域が参加して、2年ぶりに開かれました。

サンマの漁獲量は年々減少していて、北太平洋での漁獲枠およそ33万トンに対し、2021年の全体の漁獲量は9万2000トン余りと大きく下回りました。そのため日本は資源保護を目的に、漁獲枠の削減を提案していました。

今回の会合で、今年から2年間、サンマの漁獲枠をおよそ25%削減し、年25万トンを上限とすることで合意しました。

全国さんま棒受網漁業協同組合によると、日本のサンマの水揚げ量は去年1万7910トンで、4年連続で過去最低を記録し、深刻な不漁が続いています。