「猫にまたたび」の謎を”解明” 葉をかむと有効成分の放出量が…
なぜ、ネコがマタタビの葉をなめたりかんだりするのか、謎が解明されたといいます。岩手大学などの研究グループが、ネコの行動を観察していた時に発見しました。
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「とても好きなもの」の例えとして“猫にまたたび”ということわざがあります。ネコがその葉をなぜ、なめたりかんだりするのか、謎が解明されたといいます。
岩手大学農学部 宮崎雅雄教授
「結果的には(マタタビの)葉っぱを傷つけるために行っているということを見いだしました」
岩手大学などの研究グループが、ネコの行動を観察していた時にある発見があったといいます。
大学院生 上野山怜子さん
「ネコが葉っぱをなめかむとマタタビの葉っぱのニオイがすごく強くなる」
岩手大学農学部 宮崎雅雄教授
「傷つけることによって、有効成分の放出量と成分が大きく変わるということがわかりました」
研究グループは、去年1月にマタタビには蚊を遠ざける成分が含まれることを発見していました。今回は、マタタビを傷つけることで蚊を遠ざける成分の量が10倍に増えることがわかったといいます。
岩手大学農学部 宮崎雅雄教授
「生物現象は必ずそこには意味があるんだなと、改めて勉強できた」
今後は、なぜネコ科だけがマタタビに反応するのか研究を進めるということです。