外国人の入国者数が過去最多 前年比1000万人超で増加 入管庁

2024年に日本に入国した外国人の数が約3678万人で、過去最多だったことが出入国在留管理庁の発表でわかりました。
入管庁の統計によりますと、2024年の外国人入国者数は、前年から約1095万人増加して約3678万人となり、過去最多でした。
このうち98.1%が短期滞在で、円安の影響などを受けた観光客の増加が要因とみられるということです。
国や地域別では、韓国からの入国者が最多でした。
また、「永住者」や「技能実習」などの在留資格をもつ外国人の数は、約377万人で、過去最多でした。
国や地域別の在留外国人数では「中国」が最多ですが、増加率では、ミャンマーが最も高かったということです。
在留資格を持たずに日本に不法に滞在したなどとして、強制送還や出国命令の手続きをされた外国人は、約1万8900人いました。
一方、日本人の出国者数は約1301万人で、前年に比べて増加したものの、コロナ禍前の2019年と比べると707万人あまり少ないということです。
円安や海外の物価高の影響で海外旅行をする人の数が伸び悩み、コロナ禍前の水準を回復するのに歯止めがかかっているとみられています。